HSC(ひといちばい敏感な子)を育てていると、「ちょっとしたことで泣いたり怒ったりして手が付けられない」と感じることがありますよね。
でもほんの少し日常の工夫を加えるだけで、ママも子どもも穏やかに過ごせます。
今回は、毎日の生活で簡単に取り入れられる3つの工夫をご紹介します。
焦らせない(時間に余裕をもつ)
HSCの子は、時間や行動を急かされるとパニックになりやすいです。ママのイライラや焦りを声や態度から感じ取るので、子どもまでイライラしだしてうまくいかない…なんてことがよくあります。
例えば、朝の支度や宿題の時間、つい「早くして!」と言ってしまいがちですが、少し余裕を持つだけで違います。
- 「あと10分で出発だよ」と声をかける
- ゆっくり深呼吸しながら見守る
小さな余裕が、子どもの安心感につながります。
選ばせる(〇〇すべき!にとらわれない)
「おやつは〇時・ルーティーンで習慣づけ・〇〇すべき!」に惑わされないでください。
選択肢を与えて自分で決めさせることで、子どもの自己肯定感が育ちます。
- 服は2~3着から好きなものを選ばせる
- おやつや遊びの順番を決めさせる(宿題の前におやつでも、おやつの後に宿題でも良いのです。)
「自分で決めた」という体験が、HSCの子には安心感と満足感をもたらします。
楽しませる(笑いで場を和やかに)
HSC子育ては、どうしても緊張感やピリつきが生まれやすいです。だからこそ、ママが率先して笑ったり、冗談を言ったりして場を和ませましょう。
- 家で一緒に変顔をして笑う
- 簡単な手遊びや歌で遊ぶ
- 一緒にお笑い番組をみる
小さな笑いの積み重ねが、毎日のストレスを軽くしてくれます。
おわりに(どうしてもうまくいかない時)
どうしても何をしてもうまくいかない時もあると思います。
そんな時は、ママの感情が爆発してしまっても良いのです。
完璧じゃないママを見せること、それもまた大切な育児だと私は思います。
HSC育児で大切なのは、焦らせない・選ばせる・楽しませるの3つ。
難しく考えず、日常に少し工夫を加えてみてください。

